「会社を辞めて起業したい。でも、何から始めればいいかわからない」
前回の記事で私が大企業を辞めた理由をお話ししましたが、今回はその続き。私が「起業」を決めたあと、具体的にどう動いたのかを解説します。
特別な才能や、高卒以上の学歴は必要ありません。 大事なのは、「今日から自分を『事業主』として扱うこと」。そのための具体的な手順をまとめました。
ステップ1:自分を「プロ」にする環境作り(実務編)
「稼げるようになってから準備する」のではなく、「先に準備するから稼げるようになる」。
これが鉄則です。
1. 開業届を提出する
まずは税務署に「開業届」を出しましょう。これを出した瞬間、あなたは正式な個人事業主になります。
- メリット: 屋号(お店やサービスの名前)で口座が作れたり、節税効果の高い「青色申告」ができるようになります。
- 詳しい書き方や提出方法は、[下記記事:開業届の出し方完全ガイド]で解説します。
2. レシートを「資産」として管理する
今日から、仕事に関係する出費のレシートや領収書は1枚も捨てないでください。
- カフェでの作業代、勉強のために買った本、PC周辺機器……これらはすべて「経費」です。
- 最初は「専用のクリアファイルに放り込む」だけでOK。この習慣が、未来のあなたを助けます。
3. 確定申告を見据えてツールを導入する
年に一度の「確定申告」は、個人事業主の試練です。でも、今はレシートをスマホで撮るだけで自動計算してくれる便利な会計ソフトがあります。 早めに導入して、少しずつ触れておきましょう。
※開業についての記事は、[下記:未経験から始める確定申告ガイド]にまとめています。
ステップ2:自分の「武器」を棚卸しする
事務的な準備ができたら、次は「何を売るか」です。 大企業の看板がない自分に何ができるのか、以下の3つをノートに書き出してみてください。
- 7年間で当たり前にこなしていた業務(資料作成、調整、電話応対など)
- 友人からよく頼まれること、感謝されること
- 自分がストレスなく続けられること
自分では「当たり前」と思っていることが、実は他のお金を出してでも頼みたい「価値」だったりします。
ステップ3:リスクゼロのビジネスを選ぶ
いきなり店舗を構えたり、在庫を抱えるのは厳禁です。未経験なら、まずは以下の「身一つで始められる仕事」から選びましょう。
- 受託系: 事務代行、ライティング、SNS運用代行
- スキルシェア: ココナラなどで得意を販売
- コンテンツ系: 自分の経験をnote等で発信・販売
ステップ4:SNSで「プロセス」を発信する
実績がないうちは、あなた自身を信頼してもらう必要があります。 「大企業を辞めて、今こんな準備をしています」「今日は開業届を出しました」といった試行錯誤のプロセスをSNSやブログで発信しましょう。
その姿に共感してくれる人が、あなたの最初の「お客様」や「ビジネスパートナー」になってくれます。
安定とは、自分で自分を食わせる力のこと
大企業にいた頃の私は、組織に守られているようで、実は「組織がなければ何もできない自分」に怯えていました。
でも、開業届を出し、自分の経費を管理し、一歩踏み出した今、本当の意味での「安定」を手に入れつつあると感じています。
「明日、会社がなくなっても生きていける」
そう胸を張って言える自分を目指して、まずはレシートを一枚保管するところから始めてみませんか?




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